椎茸栽培にとって大切な時期になっています。
それは「椎茸の種駒打ち」です。
その打ち込み作業が大隅森林組合でも1月中旬頃から始まっています。
それではその作業工程を覗いてみましょう。
用意するもの…原木、専用ドリル、種ごま、専用キリ(9.3mm)、トンカチ
あとは作業効率考え、好みのスタイルで台座など準備してください。
大隅森林組合ではキャスターを活用し原木が回転する装置を使用しています。
原木をグルグル回すことができます。
原木に穴を開けていきます。
高速ドリルを使用するので注意して作業しましょう。
穴は縦15~20cm程度、横5~6cm程度の間隔でグルっと1周、チドリ状に開けるのがベストです。
穴を開けたら種駒を打ち込みます。雑菌が入り込んでしまうので、その日の内に打ち込みましょう。
種駒は丁寧に保管しても雑菌に侵されていきますので、種駒はそのシーズンに使い切るようにしてください。
打ち終ったら、直射日光の当たらない林内や植木の間へ移動し、遮光ネットなどで覆い、雨が当たり、水はけが良く、適度に通風がある場所で管理します。
この状態が仮伏せとなります。
今度は梅雨時期前に井桁に組んで置きなおします。そうすることで椎茸菌が全体に成長していきます。
作業中はドリルやトンカチを使用しますので注意して作業をしましょう。
また原木はとても重いです。足に落としたりしてしまうと大ケガをしてしまう恐れがあります。十分に気を付けて作業しましょう。
byけすいけ